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「少年の君」を観てきた

11日から15日まで夏休みとさせていただいています。


最近、休みの日に映画は観に行ってたんだけど
アップするのをめんどくさがっていました😱

今日観てきたのは、中国香港合同作品


「少年の君」




ずっと観に行きたかったんですが
最終日の今日にやっといけました。


それなので、ここでご紹介しても
もう映画館ではやっていませんm(__)m



大学入試が迫る高校3年生のチェン。

クラスメイトがいじめを苦に自殺をし
今度はチェンが標的にされてしまいます。


そんな折に偶然ある事件をきっかけに街のチンピラの
シャオベイに出会い、
彼は彼女がいじめの標的から守るよう用心棒をすると
申し出ます。


影のように目立たず彼女に寄り添うシャンペイ。

恋に落ちる若い二人――。


進学校に通ってて優等生ながらも、
借金まみれで
詐欺まがいの仕事をしている母は
出稼ぎにいってて帰ってこない。

学校内でも友だちがひとりもいず、
中国の受験戦争の閉塞感によるストレス感で
ヒリヒリしている少女。

勉強してるかいじめられてるか泣いてるかしてばっかり。


かたや、ストリートに暮らす、暴力が日常の少年。

 

そのふたりが出会う街は
属する階級と、背の高い団地の階層が
折り重なって、複雑な社会を構築している
中国の暗部のようです。



受験戦争、経済格差、いじめ、
いろいろ盛り込まれているんですが
若いふたりのピュアなラブストーリーなのでした。


ふたりの演技にとにかく涙を拭き拭き。
どんより重く、でも未来がある若者たちに
希望をもちたくなる傑作でした。


サブスクで観られるようになったらぜひぜひ。



それにしても、演技といい、人物の描き方や
街の描写などの演出といい、すばらしいこと
ばかりだったんですが、


最後の方で、いじめに対する中国の取り組みについて
語られるところがあって、
それを聞くと非常に悶々としてしまいました。


「中国って、世界最凶のイジメ大国やん」と・・・・


今、中国共産党がやっている人権弾圧は?

昔からやっているチベットの弾圧。

最近始まっている南モンゴル地域の人権弾圧。

それと、今まさに一番問題になっている
新疆ウイグル自治区の人権弾圧はどう思ってるんだろうと・・・


強制労働書送りされているのはもう100万人。
その中でのレイプやリンチによる殺人、
生きたまま臓器を取り出し売買するなど、
もうアウシュビッツ以上のひどいことを繰り返し、
欧米諸国では人権侵害非難決議案がどんどん通り、
冬の北京オリンピックをボイコットする流れになっています。


平和の祭典のオリンピックが
世界一の人権弾圧の国で行われることはあってはいけないと
いう流れになっています。

(日本ではなぜか二階さんが対中非難決議を通さないように
 暗躍してはるんやけどね💦)


国家がもう「いじめ」の象徴のようになっているので
その重圧の中に暮らす国民はもう、光が見いだせない
んじゃないかなと思ったり・・・


いじめてた側の子らはきっと、共産党の幹部の
特権階級の子らなんじゃないかと思ったり・・・


いろいろ要らんことを考えてしまって
「中国は今、いじめの対策をしています」的な
くだりが入って来ると
モヤモヤしてしまったんですが、
調べてみると、監督さんは香港出身だとか。


香港も今、弾圧に苦しみ若者たちが
権利を求めて戦っているので、
監督の中に少しはそういう気持ちも
あったんじゃなかろうかと思い、
ワタシの中ではもう無条件に
「傑作」とさせていただきました。



いろいろ小難しいことは考えず
ただ素晴らしい映画としてどうぞ!!